最近、特に働く女性の足に「外反母趾(がいはんぼし)」が増えています。
しかし外反母趾であることに気づいていない人や、気にしていない人も案外多いのです。
症状としては足の親指(母趾といいます)の付け根が足の外側に押し出されて”くの字” に指が変形している状態を言います。 内反小趾は小指側が同じように変形した状態を言います。
初期段階では痛みを伴わないことが多いので放置しがちですが、虫歯と同じように放っておいても自然に治ることはありません。徐々に曲がりが大きくなっていき、靴選びがむずかしくなり、やがて歩くだけで頭へ突き抜けるような痛みが発生したりします。
また足元が不安定になるため、膝や腰に負担がかかり、血流も悪くなり「足もとから全身へ」とトラブルが連鎖しやすい症状です。
外反母趾・内反小趾は、最近、小学生にも見られるように若年化していますので、子供を持つ親御さんにも、ぜひ正しい知識と対策法を知っていただきたいと思っています。
生まれつき、外反母趾の赤ちゃんはいません。
では、いつ外反母趾になってしまうのかと言うと、
「靴を履いて、立って、歩いている時」ということになります。
寝ている間でも、座っている間でもありません。
もう少し詳しく説明すると・・・
・3点アーチの低下(偏平足・開張足)
・子供の頃の外あそび不足で足が弱体化
・ハイヒールなど、足趾に負担をかける靴
・足の特定部分に負担をかける歪んだ歩き方
といった要素が複合して「立って、靴をはいて、歩いている時」に外反母趾が進んでしまいます。
そして、一度曲がり始めると、さらに曲がりやすくなる傾向があるため、早期のケアが何より重要です。痛みがあってもなくても、指の曲がりが気になったらすぐに対策を始めてください。
外反母趾が進行してしまうと、外出することにさえ困るようになり、手術のような方法しかなくなってしまいます。
ひどくならないうちに、早めに正しい対策を取れば大丈夫です。
自然療法フットケアによる具体的ケアとしては、
・ 足趾の動きを改善するためのトリートメント
・ 低下したアーチをインソールで人工的にサポート
・ 母趾、小趾へのテーピングにより趾を正しい方向に固定して使用
・ 趾の変形を抑制する歩行矯正パッドの装着
・ 歩き方の歪みを矯正し、正しいウォーキングフォームを習得
以上のような対策を総合的に行うことで、まず外反母趾の進行に歯止めをかけることができます。
外反母趾をケアすることはウォーキングを安定的にし、趾の関節の使い方を改善します。
また、末端からの血流を促進し、免疫力を高め、からだの代謝を増やし、内臓脂肪を燃焼する、など健康と美しさの実現に大きなメリットがあります。
正しい対策を講じて、長年のお悩みから解放されるお手伝いをしたいと思っています。
今、あなたが抱えている足のトラブルはどれですか?
今抱えている足のトラブル別に、自然療法フットケアや若石リフレクソロジーによる解決法をご提案いたします。
治らないとあきらめず、足や体を悪くしている原因を根本的にケアしていきましょう。